今日からランニングがもっと楽しくなる！ランニングを通して得られる効果とは？
ランニングを通して得られる効果とは？
ランニングは、特別な道具や場所を必要とせず、誰でも手軽に始められるスポーツです。健康のため、ダイエットのため、ストレス解消のためなど、ランニングをする理由は人それぞれです。これらの魅力に惹かれすでに習慣化している方も多いのではないでしょうか。 また、ランニングは1人で楽しめるだけでなく、仲間と一緒に走ることでモチベーションを維持しやすいという魅力もあります。最近では、SNSやランニングアプリを活用して記録を残したり、ランニング仲間と励まし合ったりする人も増えています。
今回は、ランニングがもたらすメリットを詳しくご紹介します。
①ダイエット効果
ランニングは、体脂肪を燃焼し、基礎代謝を向上させる効果があります。基礎代謝とは、呼吸をする、心臓を動かす、血液をからだ全体に流すなど、生命維持に必要な最低限のエネルギー量のことです。ランニングによって脚の筋肉が鍛えられると、基礎代謝が高まり、日常生活でも消費エネルギーが増加するため、ダイエットにつながります。 また、ランニングは有酸素運動の代表格であり、脂肪燃焼に効果的です。脂肪が燃えやすくなるのは、運動開始から20分以降と言われていますが、短時間のランニングでも継続することで体脂肪を減らす効果が期待できます。
②免疫力向上
適度なランニングは免疫力を向上させ、風邪や感染症に強いからだを作ります。運動をすると、体内の免疫細胞「ナチュラルキラー細胞」が活性化し、ウイルスへの抵抗力が高まることがわかっています。この細胞は、ウイルスに感染した細胞を見つけ、退治する役割を担っています。ナチュラルキー細胞が活性化することで、体内に侵入したウイルスを撃退する速度も早まるため、免疫力の向上が期待できます。
また、ランニングによって血流が良くなると、体温が上昇し、免疫機能がさらに強化されます。特に寒い季節は、運動不足になりがちですが、適度なランニングを取り入れることで体調管理にもつながります。
③脳の活性化
ランニングは、脳の働きを活性化させる効果もあります。筑波大学の研究によると、ややきつめの中強度（心拍数140程度、最大酸素摂取量50％）のランニングを行うことで、前頭前野が活性化し、認知機能の向上につながることが明らかになっています。 また、ランニングを行うことで、物忘れややる気の低下防止が期待できるとされています。前頭前野は、思考力・判断力・創造力をつかさどる脳の重要な部分です。ランニングをすることで、この部分が活性化し、アイデアが浮かびやすくなったり、集中力が高まったりすることが期待できます。ランニングを行うことで、心身だけでなく脳も鍛えることができるのです。
（参考）https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20211125140000.html
④ストレス解消効果
心地よいと感じられる適度なランニングで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという脳内細胞が分泌されると言われています。この幸せホルモンによって、ストレスの緩和につながります。また、同じようにストレスを緩和するドーパミンという脳内ホルモンも分泌されます。特に、自然の多い公園や河川敷を走ることで、心がリフレッシュされます。京都であれば、京都市内中心部を流れる鴨川の河川敷は心地よく、景色もきれいなため日々のランニングにぴったりです。仕事や日常のストレスを感じたときには、まずは5分でも走ってみると、気分がスッキリするでしょう。
⑤睡眠の質の向上
ランニングをすることで、脳の温度が上がり、その後の温度低下によって深い眠りにつきやすくなります。また、日中に適度な運動をすることで、自律神経が整い、リラックスしやすくなります。その結果、夜の寝つきが良くなり、ぐっすりと眠れるのです。 ランニングによって、質の高い睡眠をとることで、朝にからだが休まったと感じられ、1日を通して活発に動くことができるのではないでしょうか。
